大学での話

先日の続き・・・

久しぶりに大学を訪れ学生さん達の前に立ったとき、なんだかすごい喜びを感じてしまったのです。
う・れ・し〜〜〜っ!


私のほかにももう一人、講演者としていらしゃったMさん。
大学卒業後就職するも、すぐに退職。これではいかん!と奮起して、別の大学に入学し直し、公務員を目指してひたすら勉強されたそうです。そのかいあって2回生のとき地方公務員の試験に合格、現在は用地買収に勤しんでいるとの事。
2回目の学生時代には、一日10時間以上も勉強していたとか。当時のご自分を振り返り、「学生時代にすべき事をしていなかったんですよね。あの時ちゃんとしていたら・・・正直何とかなるだろうと自信を持っていたのですが、実際は卒業時の内定はゼロ。将来就職したときの自分をイメージして、信念を持って、本気になって、今から就職に対して興味を持つように」との事でした。
しかし、途中で「自分はこれではだめだ」とよく思い直されましたね〜。そこが今のMさんを作り上げるきっかけでもあり、その後も勉強を続けられた原動力になったと思います。Mさんは、いつでも、これからも、自分を振り返り立ち直り、軌道修正できる方だと思いました。
Mさんの話には、Mさんの好きな坂村真民さんの詩がありました。「念ずれば花ひらく」と「本気」という詩でした。
恥ずかしくも、詩の題名は聞いたことがありましたが、作者の名前までは・・・私は「本気」という詩のほうに興味がありましたので、「後で作者名を教えてください」というと、Mさんはご本人の原稿を差し出してくれました。
ちょっと引用してみたいと思います。


本気
本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる
変わってこなかったら まだ本気になってない証拠だ
ああ人間一度こいつをつかまんことには


人生には時々、死ぬほど本気にならないといけないときがあるのね。きっと、そのタイミングを掴んで本気になれば、何でもいい方向に変わってくるような気がします。そうだ、そうだ!


この日の前に美容院に行って、いつもカットをしてくれる美容師さんと話をしていたとき。同じ店で10年以上働く彼女にも仕事に対する思いを聞いてみようと思いました。きっとなんか、出てきそう。
「辞めようと思ったこと、あります?」
「ありますよ。入ったばかりのとき、自分が想像していたのと全然違ったので、それがショックで辞めたいと思いました。」
「どんなふうに違ってました?」
「美容師って華やかなイメージがあったんですが、実際は7時とか8時の閉店してからシャンプーの練習をするんです。それがきつくて、こんなはずじゃなかった、ってがっかりしました。でも、シャンプーの練習は一人ではできません。先輩やモデルさんが後輩のために一緒に残ってやってくれるわけじゃないですか。その時、あぁ、自分はここで辞めたらいかんと思いましたね。」
「へぇ。よく思い直しましたね。」
「辞めたいなんて、それはただのわがままなんじゃないかって。」
この方も自分を振り返り、軌道修正して、乗り越えて、今日(こんにち)の自分を作り上げている。
自分で自分を修正できる人って、強いですね。勇気があると思います。


学生に向けての話でしたが、今の自分にも通じると思います。
ねんねこ洋品店さんの話。
彼女の親友は、大学生の時突然留学しちゃったそうです。大学にも慣れてきて、友達やサークルの仲間も定着し、さぁ、盛り上がろ〜って時に、彼氏さえも置いてアメリカに行ってしまったとか。でも「楽しいときは自分に余裕のある時。そんな時に一歩先を歩く」という考えがあったようです。
ん〜〜〜!学生の考えとは思えない!すんごい感動してしまった。
その後の彼女の活躍はやはりすごかったみたいで、今ではどこかの会社のふくしゃちょ〜にまで登っていってしまったとか。あぁ、こんなサクセスストーリーは大好きっす!とにかく彼女は偉かった!思いを形にして行動したことがすごかった。


キラキラしている人はたくさんいますね〜。
そんな人たちの話を聞いているのも楽しいし、こうして書いているのも楽しいです。
読んでくれてる方にはちょっと苦痛?・・・長すぎましたね。すんまそん。
音楽をしたくて目指す人、どこに行くのかは分からないけど、とにかく前にしか進めない人、今は日々をひたすらこなすしかないのかも知れませんが、あきらめない限り、道は途絶えない。そう信じるべ。おぉ〜〜!