小学生の会話で

買い物の帰り、5・6人の小学生が何やらもめていました。
一人の男の子が怒って「もぉぉお、絶対許さん〜!!」と涙声で訴えていました。理由は全く分かりませんが、背中のランドセルが上下に揺れるくらい、強い怒りと悔し涙が溢れているようでした。


ごめんっていったやん、あやまったやん〜、という会話の間から、女の子が「笑いながらあやまったって、いかんやろ」って言っていたのが聞こえたのです。見たところまだ低学年らしかったのですが、「謝る」ことは笑ってはできないことを彼女は知っていたようで、はっとしました。


なんとなく笑ってごまかそうとしても、真剣でないと相手には伝わらない、届かない。
心から謝るということはものすごく勇気のいることだと思うけれど、こんな日常のささいなことから、子供達は大事なことを体験しているのだなと、感じたのでした。