ベネズエラの事情

今月に入り暖かくなりましたね。
しかしまだ暖房器具に頼る毎日。
でも、急にはあったかくなって欲しくない・・・
なんとも行ったり来たりの感じです。


昨日は友人と共に、国際交流イベントに参加しました。
この会は南米出身の方をゲストに招いて、お国のことを聞いたりお菓子を食べたりするものでした。
南米は憧れの地でもありまして、マチュピチュとかナスカの地上絵とか、いつか見に行ってみたいと思っているのです。南米の音楽も好きで、ケーナも持っていますのよ〜ん(まだ吹けないけど)。でも日本から見て地球の裏側ですもんね、移動にはかなりの時間がかかるようです。簡単にはたどり着けなさそう・・・。


ペルー、ブラジル、アルゼンチン、そしてベネズエラ出身の方の話を聞きましたが、思わずメモを取ってしまったのがベネズエラの事情。
石油も鉱物も豊富でダイヤモンドも採れ自然も豊かなのに、首都カラカスの60%がスラム街。なぜ??一部の富裕層だけが金を握っている、のかどうか定かではありませんが、話をしてくださったベネズエラ人の方は、整形外科のスペシャリストで、ベネズエラの整形手術は世界でもぴか一らしいのです。なんとも矛盾と言うかアンバランスさを感じました。スラム街と整形技術の高さと豊かな資源。その豊かさが広く行き渡らないものでしょうかね。


2時間近くのお話の後、友人とお茶しながら色々と話しました。
格差社会、日本の自給率の低さ、中国の未来、ラスベガスのホテルの残飯問題・・・
日曜の午後の話題としてはかなり深い話でしたが、身近にこういうことを話して楽しんでくれる人がいる事は嬉しい限りです。
そうそう、このイベントに参加していたのは60代の男性が多かった事には驚きました。大学生とか高校生とか、若い人はほとんどいませんでしたね。ちょっと残念。それと、自分がもし日本の代表として日本を説明せよと言われたら、上手く表現できないだろうなと思いました。自給率こそ話題になっているので知っていますが、それ以外の何を知っているのか。
それから歴史。韓国では8月15日が祝日だと始めて知りました。日本の統治から開放された事を祝う日。韓国だけでなく、世界のあちこちではこの日がお祝いされているようです。タブーと言われるかもしれないのですが、どんな歴史を歩んできたのかに目を瞑ることはできないと思うのです。
ということで、いろんな意味で私と友人には問題提起となったイベントでありました。