ツバメ

久しぶりです。
時間はあっという間に過ぎますね。
忙しい、忙しいって思ってたら、2、3週間は知らない間に過ぎ去ってました。

そうこうしているうちにツバメを見ました。
2週間くらい前だったかな、雪のちらつく寒い日があったと思いますが、そんな時にツバメの鳴き声がしました。黒く、細いツバメの身体が、それと同じくらいの太さの、電線にひっついていました。あの鳴き声は特徴がありますね。聞けばすぐに、「ツバメだ」と分ります。
昔はツバメが家の中に入ると、追い出すので必死でした。
廊下をパタパタと飛びまわり、ふんをしては困らせていました。
でも、鳴き声を真似すると答えるんですよ。なんか会話をしているようで面白い。
ツバメが来る家は縁起が良い、なんて言ってませんでしたっけ?
我家でもツバメが来るのが遅い年は、なんとなく心配になったものでした。


毎年同じ場所に巣を作り、そのうちぎゃ〜ぎゃ〜という声が聞こえ始めると、ヒナ見たさに背伸びをしました。時にはヒナが地面に落ちていて、その悲惨な姿を目にしたり、急に泣き声が聞こえなくなったので親に聞くと、ヘビにやられたんだろうと聞かされたりして、小さな生き物が必死に生きている姿を目の当たりにしていました。
ヒナはかわいくて、4、5羽が揃って顔を並べているのを見るのは、春だけの楽しみでもあります。
やがて巣が静かになると、今度は外の電線が賑やかになります。みんな飛べるようになって、飛行練習をし始めます。電線には家族全員が止まり、同じ年に生まれた兄弟達は競って空を舞います。
どれとどれが親なのか、兄弟なのか、そんなことはわかりっこないのですが、みんな楽しそうにくるくると飛ぶんです。い〜ですねぇ。


桜もいよいよ満開。桜は蕾から散るまで、いえいえ、散ってからも楽しめますね。「葉桜」というくらいですから、花が散って葉が出始めても、桜なんですね。桜は特別な花です。