秋に茂る

mikkin2006-09-15

夏のあっつい時にも植物はぐんぐん伸びますが、最近涼しくなってから伸びているものもあります。
なんだか、不思議だなぁ。
暖かいだけが成長の要素ではないんですね。
夏とは明らかに違う、元気な新芽や花が勢いよく出ています。
冬に向かって植物は下降線をたどるかと思えば、その季節に合ったものが、涼しくても寒くてもその季節(とき)を謳歌するように、自分に合った季節に最高の自分になれるよう、毎日必死で咲いております。
うちではポトス、しのぶ、イソトマが元気に茂っています。



多分人だっていつも輝けるわけではない。
人によって好きな季節があるように、自分にぴったりくる季節や時期があると思います。
そのときに最高の自分が出せることが、一種の技術ではないかと。知恵でもあるのかな。
夏には全く姿を見せなかった植物でも、涼しくなってからものすごい勢いで葉を伸ばしています。
自分の時期じゃないときは、黙ってじっとしている。下手に芽を出すと、暑さにやられてしまうから。
土の中で、外の様子を伺っているムスカリの球根は、こんな感じでしょうかね。



一方でセミ達は、これでもかと最後の最後まで鳴き続ける。
日中のちょっと暑くなった時間帯を、待ってましたとばかりに、「まだ生きてるよ〜〜」って叫んでいる。
あれは、鳴いているんじゃないですね。叫んでる。
子孫を残すため、自分達を永遠に存在させるための叫びに聞こえます。
ほら、今もミンミン言いはじめました。