かのこさんのライブ

先日かのこさんのアコースティックライブに行って来ました。
ギターを始めてそんなに久しくないはずなのですが、上手でした。
そして、この人は一体どこまで行くんだろう、と思ったのでした。



自分で作った曲やカバー、ちょっとしたおしゃべりを交えて進んだかのこさんのステージ。
もともと暑がりなのにライトが当たって本当に暑そうでした。


ギターはかのこさんの内から出てくる熱いものをうけて鳴り響き、強くメロディーを繰り返すのでした。
私はそんなかのこさんのステージを見て、容易に彼女のCDジャケットを思い浮かべることができました。
青い空に薄く伸びる雲、緑の丘に立つ1本の大きな木。
かのこさんがその丘で遠くを見ている。
そんな場所が、この世のどこかに必ず存在しているはずです。


かのこさんの出番が終わって次の人がステージに立った後も、彼女の使っていた赤い譜面台がステージの脇で強い存在感を残していました。



建物の裏の階段で鳴いていた猫。
今までどのくらいライブの音を聴いてきたのでしょう。
この子達には心臓に響くドラムの音さえ日常になっているのかな。
その意味も知らず、建物に群がる高校生達を猫の目で見ていたんだろう。
逃げもせずにゃぁ〜と寄ってくる。
あんたもこのうるさい音を聞きに来たのかい?


いんや、あたしが聞きに来たのはもっと意味のある音よ。