ぎゅ〜〜〜っ

いろんな人生があるものですが、大事な人をなくした経験を持つ人が多いです。特に交通事故で。
話の中で「実はね・・・」と告白されると、これほどショックなことはありません。聞く私がショックなんだから、語る本人の心の傷は計り知れません。
ある日突然、大切な人の存在が消える。
たとえ心の中に生き続けたとしても、触ったり、動いている姿を目にすることはできない。その人がたてる音もないし、気配もない。考えただけでもぞっとしますね。



しかしそんな経験を通して新たに考えることもあるだろうし、強さや優しさが身につくのかもしれない。もしかして無理に笑っているのかもしれません。「実はね・・・」と言う告白を聞くまでは、何の不安や苦労もなかった人に見えていたのが一転して、あぁそんな大きな事を乗り越えてきたんだと、何か柔らかい綿みたいなもので包みたい気持ちになります。



事故とか病気とか事件とか、とにかくないに越したことはないのですが、
それに対する準備なんてものも必要ないと思うのですが、
彼氏でも彼女でも、
お父さんでもお母さんでも子供でも、
旦那さんでも奥さんでも、
お気に入りのまくらでも、
大好きな車でも、なんでも、
ぎゅぅ〜〜〜っとしたら、
なんかパワーも湧くし、守ってくれたり守ってあげられたりするような気がするのです。
とにかく大好きだから今日も無事でいて、という気持ちを込めて。