気持ちは言葉に

週一で通っている体操教室。そこに来ているおばちゃん連中は、よぅ喋ります。仲良しさん達同士とはもちろんのこと、誰とでも何の話題でも話しています。時には筋トレマシーンに座ったまま話が盛り上がるようで、トレーナーさんもお困りとか。度が過ぎるのはいけませんが、コミュニケーション能力という点では見習いたいものです。


先週いつもの年齢不同なメンバーで飲みに行き、帰りに食べたコーヒーとケーキ代を年長者のおじさんが払ってくれたのです。
そして昨日またその方にお会いして、「おはようございます」って言って、普通に会話して・・・
あ゛〜〜!お礼を言うのを忘れた!        って気がついたのが夜の6時くらいでした。
せめて「先週はごちそうさまでした」くらいは言わないとね・・・
いっつも思うんです。誰でもそうですが、人にしてもらったことはすぐに忘れてしまう。
そして人にしてあげたことはずっと覚えている。本当は逆なのにね。


だから年配の方々が「この前はどうも」「いやいやなんも」なんて言っているのを聞くと、今まではいつまでもお礼を言い合ってややこしいわと思っていましたが、今は心にそういう思いがあるから出てくるんだなと思っています。
私の友人の一人に、数年に渡ってお礼を言うインド人がいます。
日本に来て初めての冬、上着がないと言うのでもう着なくなった私のコートをあげると、それから毎年冬になるとthank youと電話がかかってきます。もういいのにと思っていたけど、きっと心からありがたいと思っているから言わずにはいられないのですね。
自分は、ありがたいと思う気持ちが薄れていた、そう気づくのでありました。