友人と田舎へ

秋も深まるこの頃、去年に引き続き友人と田舎へ。
「連れて行って」と言われると嬉しくなります。
何もない山深き里で一体何をしようかしら、と悩むのですが、
そこら辺を歩いて、畑の周りをぶらぶらして、なっているゆずを採ったり、カブの葉にいるカマキリの写真を撮ったり、ばあちゃんの他愛もない話に付き合ったり・・・




道を登っていると野菊が咲いています。もちろん店で売っているものとは大違いなのですが、可憐で飾り気がなくていいです。野菊以外にも意外と花は咲いているものですね。菜の花も咲いていましたし、茄子の花に似た小さい花。花だけでなく、バラらしき赤い実とかどんぐりが落っこちてたりしました。そして虫達も今が食べ盛りで、そこらじゅうの葉は何かしら虫に食われて原型をとどめてはいないのでした。冬は誰にとっても厳しいものなのです。それなりの蓄えが必要なのです。



長年この田舎に住んでおきながら、この散歩で初めて見たものすごく大きな柿の木。
枝が垂れ下がっているのがグッと来ます。柿はその枝振りに魅力がありますよね。
そう言えば去年ざらざら実のなっていた柿の木に、今年は一つも実が付いていませんでした。裏年?


なんだかんだ言って歩いている間に時間になりました。
最後に庭の南天の木を切ってお持ち帰り。友人は色んなものが入った箱を抱えて去っていきました。
なんだか大きな充実感があります。美味しいものをお腹一杯食べた時みたいな。
時間と場所をともに楽しめる人は私の大事な「友」です。