つばめ

つばめが飛んでいました。
いい鳥だ。
形もスピードも。
口は裂けてますけど可愛いですよ。
子供のときは、ツバメの巣からひなのぎゃ〜ぎゃ〜という鳴き声を聞くのが楽しみでした。
誰よりも父親がその様子をよく知っていて、生まれたとか巣立ったとか、全体の流れを掴んでいたような気がします。
巣から顔だけ出して親の帰りを待っているのが、すごく可愛かった。
家の中につばめが入ると、出すのに一苦労していました。
時にはひなが蛇に食べられて、もうその鳴き声が聞こえなくなっていたりしました。
子供ながらに自然の厳しさというか無常というか、虚無感を味わった覚えがあります。


黒いぴったりとしたスーツを着ているように見えます。
無駄のない動き、迷いのない飛び方。
つばめはいいですねぇ。


川には水鳥が遊んでいました。白鷺とか灰色の大きな鷺とかが、流れに立って餌を狙っています。
鳥っていいな。